最近は国税をクレジットカードで納めることができるようになり、陸マイラーにとってもクレジットカードのポイントを稼ぐチャンスになっています。これまでは納税書を使用して、金融機関でふりこみをしていたり、指定している銀行から引き落とされたりしていたはずです。
私もこれまでは指定した銀行口座から引き落とされていました。しかし、今年は税金の引き落としをクレジットカードから引き落とし、ポイントをしっかり獲得しようと決めました。
私は毎年、確定申告し、所得税を納めています。さらに、残念なことに予定納税もおさめるように通達を受けてしまっております。今年の確定申告の際は、ぼやぼやしてしまい、クレジットカードによる支払いのタイミングを逸してしまい、銀行から引き落とされてしまいました。そこで、予定納税ではかならずクレジットカード納税をしてやろうと心に決めていました。
ところで、クレジットカードで税金をはらうことは得なんでしょうか。
クレジットカード納税には手数料がついてまわります。決済手数料の額は国税クレジットカードお支払いサイトにいくとわかります。
つまり、10000円の納税ごとに82円かかるのですね。このかかる費用の割合は単純に考えて0.82%です。クレジットカードのポイントを狙って、あえてクレジットカード払いを選択する事は得なんでしょうか。
つまり、クレジットカードのポイントカードの還元率が0.82%をきる場合は、単純に考えると、損をするということです。実際の現金への還元率が0.5%におよばないカードではわざわざ納税のために損をしてしまうことになりかねません。
私は基本的にマイル換算で計算、比較しており、1円=1マイルの価値をこえてくれれば合格!と思っています。ですので、単純にマイル換算で100円0.82%以上の還元率をこえてくれればよしとします。
私のメインで使用しているカードはダイナースのプレミアムカードですが。本来なら100円2マイルを稼いでくれるカードですが、今年の改悪で税金関係に関してはポ100円0.5マイル換算と還元率が低下してしまいました。
といわけで、今選ぶならまだ改悪の嵐が吹いていないANA-VISAワイドゴールドカードを使用します。
このカードにより1.42%のマイルを獲得出来ると考えると、0.82%は損をすることになりますが、それなりのメリットを享受することができます。やはり持つべきは高還元率のクレジットカードです。マイルは使いようによっては1マイル3,4円ぐらいの価値にまで上昇させることができます。
というわけで今年は予定納税をクレジットカードで支払いました
予定納税自体は全く難しくありません。やはり、税務署も速やかに払って欲しいはずなので、そんなに難しくはしないはず。
このとき、注意すべきなのは、何もしないと、いままで登録していた自分の銀行口座から期日がきたら決められた額ががさっと引かれてしまうことです。
予定納税の時期は2回に別れており、それぞれの締め切りは7月31日、11月30日です。この締め切り日に、引き落とし口座をあらかじめ指定している場合は引き落としがあります。
7月のある日、私はクレジットカードでの引き落としを目指して、自分が納税している地区の税務署に電話をしてみました。
上記の会話中、こちらの氏名などを聞かれることはありませんでした。というわけで、得に手間が必要ないのであればそのままにしておきましょうということで、7月は得になんの手続きもせずにクレジットカード納税サイトから手続きをして、スムーズに終わらすことができました。もちろん、7月31日当日に引き落としはありませんでした。
ところが、
そこで11月も同様にクレジットカードで納税を済ませました。前回と同様でいいと考え、そのまま11月20日頃に納税サイトで支払いをすませました。ところが、11月30日には引き落とされないはずの自分の銀行口座から税金分を引き落としがかかったのです!
恥ずかしい話ですが、このとき、自分の口座にはあまりお金が入っていなかったので引き落としができず、銀行から引き落とせませんでしたよーっていう内容のメールが届いたのです。
思わず自分のクレジットカードの支払いの記録を確認しましたが、ちゃんと手続きはされています。これは正直あせりました。つまりこの時点で、僕は税金を期日まで支払うことが出来ずに遅延していることになっていること。そして、万一自分の口座にお金がのこっていたら引き落とされいたことになります。
一度、税務署の手にお金が渡ってしまうと二重払いになっていた場合は返還請求をかける必要が出て来る可能性があり、はっきりいって手間です。
電話しましたよ。
クレジットカードで決済した情報はとんでいるけど、支払った内容が届いていないので、支払っていないと判断されて、自動的に銀行からの引き落としがかかったということです。
これには心あたりがないわけではないです。前回の7月は先にも書いたようにポイントの還元を目指してANAVISAワイドゴールドカードを使用して支払いをしました。今回は別のカードを使ったのです。どちらもVISAカードなのですが、キャンペーンがあってポイント獲得のために新しいクレジットカードを作ったのですね。キャンペーンの条件をみたすためにまとめていくらか支払う必要があったので、新しいクレジットカードを使ったのがこれが最初だったのです。
急にまとまった額を決済したからクレジットカード会社の審査がはいったのか、最初の決済に時間がかかるのか、あるいはどのカードを使ってもそのくらい時間がかかるものなのか。
あらためて自分の支払い履歴を確認すると、
第1期 7月20日 (締め切り 7月31日)
第2期 11月24日 (締め切り 11月30日)
となっており、確かに第2期の方が締め切りの6日前と第1期の11日前と比較して遅いタイミングでの支払いにはなっています。
ということは、しっかりと支払い手続きが税務署側の端末に伝わるのが、少なくとも7-10日間はかかると言うことなのでしょうか。
しかし、クレジットカード支払いのサイトをみても、そんなことは書かれていないし、前に電話したときもそんな注意点はなにも教えてくれませんでした。引き落とし口座の設定もそのままでいいですよ。ということでしたしね。
一般の企業なんかではあり得ないことだと思いますし、私からしたら勝手に余計なお金を取得しようする行為なんで、正直言ってむかつきます。。。
さて予防法ですが、
1.まずは早めに手続きをすること。少なくとも10日は必要と思っておいてください。
2.トラブルを避けるために新しいクレジットカードをさける。
3.引き落とし口座の設定を消してもらう。
でも、1や2は便利にしたいと思ってクレジットカードを作成し、システムを普通に利用して支払うだけなので、これで取引が端末に反映されるのに時間がかかるしすてむはどうかと思います。これは税務署側でなんとかして欲しいですし、そのようなリスクがあることをあらかじめ掲示してほしいなあと思います。
で、今後もこのようなめんどくさいことを気にするのはいやとおもうなら、やはり3のように税務署で登録されている銀行口座の記録を消してしまうことです。
で、ついでに聞いてみましたところ、特にきまった提出してもらうフォーマットはないということでした。なんでも、適当な用紙にかいて提出してくださいということです。
なお、一部の都市の税務署では解約のための用紙もあるとのことなので、この辺の手続きに関しては各、市町村によって別れるんでしょうね。
ただ、銀行口座って重要な個人情報なんですから、もう少しきちっとあつかうという気概を示してくれないんですかね。最近、いわゆるお役所もそれなりのサービスができるようになってきてくれているのかなとおもっていたのですが、まだまだのようです。
あと今回はたまたま、現金が口座に残っておらず、また、銀行から残金不足の通知がきたために気づくことができましたが、もしも口座に残金があって、引き落としをされていたら、税務署からこちらへ二重に引き落としたことの通知はきたのでしょうか?どうなんでしょ。
まとめ
日数の余裕があってクレジットカード納税の支払い情報が税務署に届くのに時間がかかったことが、今回の二重徴収の事態をまねきました。この原因が、どのクレジットカードでも同様なのかははっきりしません。新しく作ったクレジットカードを使用したことが原因なのかもしれません。
支払いのための口座登録の書式があるのに、解約の書類がないというのはお粗末な感じもします。納税が遅れると延滞料払えとか怒るくせに、余計な徴収をしてしまうリスクを避けようと努力がみられないのはどうなんでしょ。