スーツケースで人気のリモワ
スーツケースのメーカーは複数ありますが、リモワはなかでも人気のあるブランドの一つです。1800年代から存在するドイツのメーカーで、丈夫さと軽さを兼ね備えた商品を提供し続けています。
デザイン性と機能性をともに備えた商品であり、その分、値段もそれなりに高額になりますが、ワールドワイドで5年保障がかかり、頻回に使用する方なら決して高くない商品だと思います。
以前から使用していたスーツケースが老朽化してきたことから、リモワのスーツケースが欲しいなあと思っていたのですが、国内で買うとさすがに高額なため、ちょっと二の足をふんでいました。
今回、たまたまヨーロッパへいく用事があったため、帰りにわざとフランクフルトで数時間の乗り継ぎができるようにフライト組み、リモワのスーツケースをドイツ本国で購入してきましたので、まとめておきたいと思います。
ドイツで購入するメリット
世の奥様が好むヴィトンやカルチェなどの高級ブランドが、高級ブランドたる価値を維持できるのは、世界のどこの場所で購入しても同じくらいの物価価値で購入させることができる、見事な価格コントロールシステムがあるからです。でも、リモワに関してはそこまでではないのか、ドイツ国内のほうが比較的安く購入できます。
そして今回、どうせドイツで購入するなら、リモワとルフトハンザ航空のコラボモデルであるルフトハンザ航空限定モデルを購入するためフランクフルト空港をトランジットのために選択しました。
フランクフルト空港にはリモワのセレクトショップであるWorld Shopがあります。そこで様々なスーツケースが販売されているのですが、その中にリモワのルフトハンザ航空とのコラボモデルがあります。
World Shopの場所
フランクフルト空港の国内線のdepatureフロアに2カ所World Shopがあります。場所は下の地図で矢印で示したあたり。ターミナル1の2階になります。スターアライアンス系統の航空会社にチェックインするため空港に行くと、このフロアにたどりつきます。つまり、スターアライアンス系の飛行機の利用をされる方は利用しやすいのですが、ターミナル2を利用する方にはちょっとめんどくさいかもです。でもルフトハンザのショップなのでターミナル1にあるのはあたりまえ。
フランクルフルト空港 3階からみた2階の風景 上の地図の赤い矢印からみた風景です。この左端にうつっている行き先掲示板の下をくぐると地図の2番の位置のあるWorld Shopにたどりつきます。
上の写真は1番にあるWorld Shop。Aのエリアにあります。
こちらが2番の位置にあるWorld ShopでBの位置にあります。
ドイツでのユーロと円のレートによりますが、本体価格は日本の正規代理店で購入するよりも割安になります。さらにドイツ国内で購入すると、価格に消費税がかかりますが、これをEU圏外へむけて持ち帰る場合、免税処置がとられます。その分だけさらに安く購入することができます。
購入
店内で販売されているリモワのスーツケースは見た限りではルフトハンザモデルのみでした。今回購入したのは機内持ち込み可能なサイズのCabinです。用量 は37L。本当はアルミ製のクラッシックとかが憧れなんですが、重いんです。荷物は預けずに機内持ち込みで移動することがほとんどなので、結構おもくなることも多い事から、すこしでも軽いポリカーボネート製を選択してしまいました。クラッシック、実際に持ってみたらやはり重くて、自分の体力を顧みて、今回も選択することなく終わりました。
Cabinのルフトハンザモデルではない製品は国内正規代理店で96800円。今回World Shopで購入したCabinは630EUR。これに19%の税金がかかって、100.59EURが加わります。免税処置ではすべての額がかえって来るわけでなく、一部の71EURがかえってきます。
上の写真はレシートです。
これが実際のクレジットカードからの引き落とし情報です。
これが免税分のクレジットカードへの返金内容です。
今回はVISAを使用。ちなみにダイナースは使えませんでした。アメックスは使用できました。当日支払った額は、日本円で77238円。購入のタイミングはかなりEURが安くなっていた時期だったので、それもラッキーでした。その2,3週間後に免税された71EUR分として7823円が返金されていました。総額で7万弱でリモワのCabinを購入できたことになります。
免税処置はWorld shopでお願いするとやってくれます。というか慣れたもので、免税処置は必要だよね。といって手続きをすすめてくれます。僕が交渉している間も何人かやってきて次々と購入していました。EU圏内の人には免税は適応されないせいか、皆アジア系(多分中国の方)ばかりでしたね。
日本で公式にルフトハンザモデルは販売されていませんが、無印で96800円しますので、これでも十分に安くかえていると思います。さらに今回購入したのはルフトハンザモデルですから、さらに価値は高くなります。(スーツケースとしての機能に何ら差はありませんが。)
免税処置
お店で免税に必要な書類をくれるので、しっかりとうけとりましょう。今回は機内持ち込みサイズを購入したので、僕はこのまま機内に手荷物として持って帰ります。手荷物にするのと、機内に預けるのでは手続きする場所が異なりますので注意してください。
機内に預ける場合は最初にチェックインしてから、保安検査所の手前にある免税申請書で申請します。そしてもう一度、チェックインカウンターへ預ける必要があるとのこと。僕が行ったときは複数のアジア系の団体の方が列を作っていました。
手荷物の場合はそのまま手荷物として保安検査所を通過し、さらに出国審査を受けます。出国審査を抜けると下の地図の赤枠の領域に。
赤枠の領域の拡大図です。1番がExport certificationの手続きカウンターがあるところ。 2 番が免税カウンターになります。
上の地図の矢印の方向からみた風景が下の写真です。
出国審査をぬけて左をみると写真の光景が。
まずは免税書類(感熱紙のレシートみないなやつ)にはんこを押してもらわなければなりません。
まずはExport certifictationの手続きをしてもらいます。はんこをおしてもらうだけですが。実際に購入した商品を見せる必要があります。
はんこを押してもらったらそのまま免税処置です。上の写真の右のカウンターが免税カウンターです。免税処置をクレジットカードで受けるのであれば、商品を購入したときに貰える封筒に書類をいれて、免税カウンターの脇にある緑のポストに入れて終了です。もしも現金やチェックでの支払いを希望する場合は窓口での手続きになります。これで終了。あとは返金されるのを待つだけ。
緑のポストの中には封筒がいっぱい。
最後に
ルフトハンザモデルはルフトハンザのマークが目印ですね。なお、僕の知る限りではオリジナルとの違いはそれだけなんですけど。
帰国してから忘れてならないのは、商品をネットで登録する必要があります。登録することで保証期間が5年間になります。登録しないと1年のみです。ご注意を。
リモワのルフトハンザモデルは国内では並行輸入の商品しか手に入りません。リモワのモデルに興味があって、フランクフルト空港に立ち寄ることがあれば購入を考えてみるのはいかがでしょうか。
ちなみに同じモデルを日本で購入しようとするとこの値段です。