昨年度も改悪がありました。
ダイナースクラブプレミアムカードのプログラムは昨年度もありました。まだ、記憶にあたらしいところです。
ダイナースプレミアムカードのプログラムの最大のメリットは100円2ポイントという国内クレジットカード最大のポイント還元率をほこることにあります。1ポイントは1ANAマイルにもなりますので、100円2マイルを獲得することができます。
昨年度の改悪では、一部で100円2ポイントが対象外となる項目が増えました。また、ANAマイルへの移行できるポイントに上限が40000マイルに設定されました
今回、新たにダイナースクラブからの通知によると9月16日から新たにリワードプログラムの改定があります。
すでにANAダイナースクラブプレミアムカードでは昨年の時点で同様の変更がありましたが、今回はついに本家のプレミアムカードでも1年おくれて変更になるようです。残念ながら改悪です。
ダイナースクラブプレミアムカードで100円2ポイント貰えたのが1.5ポイントになりますよってことです。!!
これで国内のクレジットカードで2%を通年で還元してくれるカードはなくなりました。
今後のダイナース
ここで問題になるのは今後のクレジットカードの選択です。
このままダイナースクラブプレミアムカードを継続するかどうかという問題です。ダイナースプレミアムカードは年会費13万円+消費税がかかります。しかし、ダイナースプレミアムカードがもたらす多くのサービスと還元率2%のポイントサービスはこれに見合うものであったと考えています。しかし、今回、この還元率が1.5%に低下してしまいます。これではたして年会費としてのもとがとれるのかということです。
しかし、ダイナースはちゃんとそれにかわるものを用意してくれていました。
ダイナースカードにMasterカードがついてくる。
今回、この通知とともにもう一つの通知がやってきました。三井住友トラストクラブから新たなカード、ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードなるものが、発行されるとのことです。このカードはダイナースと名乗っているにもかかわらず、Mastercardの最上位グレードである、ワールドエリートが付随しています。つまり、Mastercardのクレジットカードなのです。
コンパニオンカードの正体はTRUST CLUB ワールドエリートカードとほぼ同一のカードです。このカードの特典は次の様になります。
- Mastercardの最上位グレード
- 年会費はダイナースプレミアムカードと同じく13万円+消費税 ただし、ダイナースプレミアムカードホルダーには無料で提供される。
- コンパニオンカードのポイントは100円 1ポイント。ポイントはダイナースリワードプログラムと合算。
- 空港ラウンジサービス Lounge Key
- Boingo Wi-fi Mastercard専用プログラム
- MastercardのTaste of Premium特典
ダイナースカードの最大の欠点は海外などで得に顕著ですが、店によっては使用できないことがあることです。今回、ダイナースがうちだしたサービスは、プラチナカードをもう一枚、Mastercardでさしあげますというものになります。海外で旅行していて思うのはやはりVISAとMastercardの強さです。この二つのブランドにくらべると、やはりAmexとDinersが弱いということは認めざるをえません。コンパニオンカードでのMastercard決済は100円1ポイントではありますが、ダイナースのプログラムに合算してくれるので、むだなくポイントをためることができます。
今回のポイント還元率の低下は、コンパニオンカードの発行とひきかえということでしょうか。逆にコンパニオンカードとの発行と引き替えの還元率の低下でしょうか。どんな事情があるのかはよくわかりませんが、プラチナカードを1枚別ブランドで無料でくれるクレジットカードはそうそうありません。確かにこれにより、サービスは格段に拡充されることになります。
ちなみに今回の追加カードの発行は自動的に発行されて送付されてきます。逆に欲しくないという人は「コンパニオンカードのサービスは不要です。」にチェックをいれて6月14日必着で返送しなければなりません。
コンパニオンカードはいらないという人はいるのでしょうか。貰えるものなら貰っておこうとおもいがちですが、コンパニオンカードを発行すると2019年10月1日以降、プライオリティ・パスが発行されなくなります。逆に言うと、プライオリティ・パスが欲しいのなら、コンパニオンカードは不要になります。プライオリティー・パスのかわりにLoungeKeyを利用しましょうということですね。
また、同時にプライオリティー・パス自体も優待内容に変更があります。年会費、利用料は無料ですが、家族会員はこれまで無料だったのが、有料になります。同伴者は1名までは無料です。
その辺が微妙にけちだなあと思ってしまいますが、プライオリティー・パスの価値をどう考えるかですかね。
ダイナースとMastercardという本来はライバルであるはずのカードが年会費無料でついてくるという今回の施策が今後、どう変わっていくかはわかりませんが、注目してきたいです。どちらも日本での親会社が一緒だからできているのですね。使えるところがかぎられていることを批判されることも多い、ダイナースですが、これで逆転できるのでしょうか。
Mastercardが追加発行されるカードはダイナースクラブカードとダイナースクラブプレミアムカードの2種類だけです。通常のダイナースの場合はダイナースクラブ コンパニオンカードが追加で発行されます。こちらはTRUST CLUB プラチナマスターカードとほぼ同一のカードの様です。
逆にプラチナカードでもANAカードや等の提携カードでは、今回の施策は対象外になっております。
僕個人としては、100円2マイルでなくなったことがショックでたまらないのですが、今回のダイナースの方針は興味が引かれるところです。冷静に考え、ダイナースクラブプレミアムカードを継続するかどうかも含めて判断していきたいと思います。