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ダイナースクラブプレミアムカード 改悪? 改善?

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昨年度も改悪がありました。

ダイナースクラブプレミアムカードのプログラムは昨年度もありました。まだ、記憶にあたらしいところです。

ダイナースプレミアムカードは100円2マイルという抜群の還元率を誇ってきましたが、2018年12月16日から一部の対象で200円1マイルになってしまいます。改変となる日まであらたに低還元率になってしまう対象を紹介していきます。

ダイナースプレミアムカードのプログラムの最大のメリットは100円2ポイントという国内クレジットカード最大のポイント還元率をほこることにあります。1ポイントは1ANAマイルにもなりますので、100円2マイルを獲得することができます。

昨年度の改悪では、一部で100円2ポイントが対象外となる項目が増えました。また、ANAマイルへの移行できるポイントに上限が40000マイルに設定されました

今回、新たにダイナースクラブからの通知によると9月16日から新たにリワードプログラムの改定があります。

国内利用  100円 2ポイント (変更前) → 100円 1.5ポイント
海外利用  100円 2ポイント (変更前) → 100円 2ポイント
ただし、2022年3月15日までは海外利用において100円 0.5ポイント 期間限定アップ

すでにANAダイナースクラブプレミアムカードでは昨年の時点で同様の変更がありましたが、今回はついに本家のプレミアムカードでも1年おくれて変更になるようです。残念ながら改悪です。

ダイナースクラブプレミアムカードで100円2ポイント貰えたのが1.5ポイントになりますよってことです。!!


これで国内のクレジットカードで2%を通年で還元してくれるカードはなくなりました。 

今後のダイナース


ここで問題になるのは今後のクレジットカードの選択です。

このままダイナースクラブプレミアムカードを継続するかどうかという問題です。ダイナースプレミアムカードは年会費13万円+消費税がかかります。しかし、ダイナースプレミアムカードがもたらす多くのサービスと還元率2%のポイントサービスはこれに見合うものであったと考えています。しかし、今回、この還元率が1.5%に低下してしまいます。これではたして年会費としてのもとがとれるのかということです。

しかし、ダイナースはちゃんとそれにかわるものを用意してくれていました。

ダイナースカードにMasterカードがついてくる。

今回、この通知とともにもう一つの通知がやってきました。三井住友トラストクラブから新たなカード、ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードなるものが、発行されるとのことです。このカードはダイナースと名乗っているにもかかわらず、Mastercardの最上位グレードである、ワールドエリートが付随しています。つまり、Mastercardのクレジットカードなのです。

コンパニオンカードの正体はTRUST CLUB ワールドエリートカードとほぼ同一のカードです。このカードの特典は次の様になります。

  • Mastercardの最上位グレード
  • 年会費はダイナースプレミアムカードと同じく13万円+消費税 ただし、ダイナースプレミアムカードホルダーには無料で提供される。
  • コンパニオンカードのポイントは100円 1ポイント。ポイントはダイナースリワードプログラムと合算。
  • 空港ラウンジサービス Lounge Key
  • Boingo Wi-fi Mastercard専用プログラム
  • MastercardのTaste of Premium特典

ダイナースカードの最大の欠点は海外などで得に顕著ですが、店によっては使用できないことがあることです。今回、ダイナースがうちだしたサービスは、プラチナカードをもう一枚、Mastercardでさしあげますというものになります。海外で旅行していて思うのはやはりVISAとMastercardの強さです。この二つのブランドにくらべると、やはりAmexとDinersが弱いということは認めざるをえません。コンパニオンカードでのMastercard決済は100円1ポイントではありますが、ダイナースのプログラムに合算してくれるので、むだなくポイントをためることができます。

今回のポイント還元率の低下は、コンパニオンカードの発行とひきかえということでしょうか。逆にコンパニオンカードとの発行と引き替えの還元率の低下でしょうか。どんな事情があるのかはよくわかりませんが、プラチナカードを1枚別ブランドで無料でくれるクレジットカードはそうそうありません。確かにこれにより、サービスは格段に拡充されることになります。

ちなみに今回の追加カードの発行は自動的に発行されて送付されてきます。逆に欲しくないという人は「コンパニオンカードのサービスは不要です。」にチェックをいれて6月14日必着で返送しなければなりません。

コンパニオンカードはいらないという人はいるのでしょうか。貰えるものなら貰っておこうとおもいがちですが、コンパニオンカードを発行すると2019年10月1日以降、プライオリティ・パスが発行されなくなります。逆に言うと、プライオリティ・パスが欲しいのなら、コンパニオンカードは不要になります。プライオリティー・パスのかわりにLoungeKeyを利用しましょうということですね。

また、同時にプライオリティー・パス自体も優待内容に変更があります。年会費、利用料は無料ですが、家族会員はこれまで無料だったのが、有料になります。同伴者は1名までは無料です。

その辺が微妙にけちだなあと思ってしまいますが、プライオリティー・パスの価値をどう考えるかですかね。

ダイナースとMastercardという本来はライバルであるはずのカードが年会費無料でついてくるという今回の施策が今後、どう変わっていくかはわかりませんが、注目してきたいです。どちらも日本での親会社が一緒だからできているのですね。使えるところがかぎられていることを批判されることも多い、ダイナースですが、これで逆転できるのでしょうか。

Mastercardが追加発行されるカードはダイナースクラブカードとダイナースクラブプレミアムカードの2種類だけです。通常のダイナースの場合はダイナースクラブ コンパニオンカードが追加で発行されます。こちらはTRUST CLUB プラチナマスターカードとほぼ同一のカードの様です。

逆にプラチナカードでもANAカードや等の提携カードでは、今回の施策は対象外になっております。

ダイナースカードとTRUST CLUB プラチナマスターカード

僕個人としては、100円2マイルでなくなったことがショックでたまらないのですが、今回のダイナースの方針は興味が引かれるところです。冷静に考え、ダイナースクラブプレミアムカードを継続するかどうかも含めて判断していきたいと思います。


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